カテゴリ:一写一想(過去作品)( 35 )

資本主義

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ぼやけた光を放ちながら

塔は

何者よりも高い空に触れている

何者よりも大きな不安を抱えながら


2007/11/2(金) 8:24
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by isshaissou | 2017-01-18 23:41 | 一写一想(過去作品)

絵画の価値 [#463]

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その絵画の価値を私は忘れてしまった

とても美術史的に重要だったのにも関わらず

私は忘れてしまった


誰かが一生懸命に

人類の巻物の中に

その絵画を位置づけた

皆それを疑いもしなかったのだが

記述はあるとき消えていた


その絵画の価値を人類は忘れてしまった

重要だったのかなんて当然議論もされず

人々は行き交う





目の前にはただ風に揺れる絵画がある





2010-01-12 21:26
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by isshaissou | 2015-01-16 10:01 | 一写一想(過去作品)

ある男 [#447]

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ある男が

一人で歩いてどこかに消えた

男は

夢を追いかけていた



男は



痩せた枯れ木のような体を

大きな大木に寄り添わせ

後悔などをしながら

ただ時を浪費している



夢は

意外にもすぐに手に入れることが出来た

豊潤な果実が美味しかったころはすぐに過ぎ去り

それは風が走り抜けるようなさわやかさを伴って

私に実感させた


ああそうか



大きな後悔を



まだ残る豊潤な果実を

朝から晩まで涙を流しながら食べ漁って

眠りについた

夢などは一切みることはできなかった

ただ眠る


いつからこうしているっけ

おもいだせなかった


もう一度夢をみたかった

男は枯れ木のようにやせ細り

大きな大木によりかかっていた

朝になって

見上げた枝には見たこともない果実が実っていたが

男はもはや

立ち上がることも出来なかった



ある男が

一人で歩いてどこかに消えた

男は

夢を追いかけていた




2009-10-29 01:33
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by isshaissou | 2015-01-16 09:51 | 一写一想(過去作品)

光 [#487]

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明日は光のようでしょうか

そう尋ねる種子があった

未来は光のようでしょうか

そう尋ねる種子があった

ざわついている今は光のようでしょうか

そう尋ねる種子があった


種皮に覆われている種子は

光を知らないので

疑問は肥大化する



2010/9/9(木) 午後 8:14
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by isshaissou | 2015-01-16 09:25 | 一写一想(過去作品)

消去法 [#454]

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夢が消去法になったのは

いつからか

高らかに掲げられる夢は



私たちのどこにあるだろう








2009/12/11(金) 午前 1:03
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by isshaissou | 2013-11-24 18:55 | 一写一想(過去作品)

冒険の書 [#458]

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りせっとぼたんは

どこをさがしても

どこにもなくて

ぼうけんのしょも

消えることがないことが分かった今

あれほど恐怖だった電源のオフは



何に置き変わっているのだろう


リセットしたいモノがあふれていて

今は身動きがとれなくとも

私達は


明日は新しい街にたどり着くだろう

明後日は新しい大陸にたどり着くだろう

明明後日は新しい概念にたどり着くだろう


自らの冒険の書を消さない限り











2009/12/12(土) 午後 10:08
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by isshaissou | 2013-11-24 18:49 | 一写一想(過去作品)

セラと繋がれた犬 [#459]

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セラのような鉄板がそこには横たわっていて

繋がれた犬がその温度を確かめている

参考にすればいい

己の世界の見方についての







2009/12/12(土) 午後 10:32
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by isshaissou | 2013-11-24 18:46 | 一写一想(過去作品)

「仮に」 [#469]

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「仮に」と定めたものが

理解を深め

あたかも

「仮に」が存在するかのような錯覚にまで

陥った


星たちはその距離を一定にされ

数々の実験は真実を求めて行われる

「仮に」が真実と強く結び付いてしまったなら

その時私はしっかりと

「仮に」を剥がし取ることが出来るだろうか


「仮に」と定めた者たちが

笑っているその中で



2010/2/9(火) 午後 9:44
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by isshaissou | 2013-11-23 16:16 | 一写一想(過去作品)

日記 [#474]

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不変だと信じていたものたちが

次々に壊れ

不変だと信じていた者たちの

悲鳴が世界を覆う


支配者はもはや必要ないことは分かっていながら

自分の足で立つことのできない弱さに

罵り合いを重ね今日も涙を流す


神を信じることが出来たのなら

どんなに楽だろう

合わせる手にもはや温度は感じない


どうしたらいいだろう?

この押すことも引くこともできない世界で

なにが出来るのだろう?

蚊の羽音のような声を

私は放ち続ける

きっとその問いが

出発点であるだろう

自らが考え

歩きだす為の地図となるのは






2010/3/11(木) 午前 10:18
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by isshaissou | 2013-11-23 16:04 | 一写一想(過去作品)

歩み [#484] 

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支配者になりそうな人がいたので

声をかけたけれど

その人にはもう

ぼくの声は聞こえないみたいだ


あしたぼくは

久しぶりに海に行くことにするよ

群青色の泡にまみれて

息ができなくなるといいな




2010/9/7(火) 午後 8:49
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by isshaissou | 2013-11-23 15:55 | 一写一想(過去作品)


わたしの日常をどうぞ、あなたの日常は美しいですか?


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